
5合目まで来て、立ち止まっている。事件へどのように対処していくかを山小屋で模索しているような感じだ。
そんな時に熊本で大きな地震があった。
西脇知事の対応は早かった。
「京都府といたしましても、関西広域連合や関係機関と連携し被害状況の把握に努めるとともに、支援要請があった際には迅速に支援活動を行えるよう万全の体制を備えてまいります」
当然のコメントである。
しかし、その一方で、京都府民が故意による犯罪(人災)により苦しんでいる。しかも、所轄する組織による重大な犯罪だ。
もちろん、京都府庁の知事直轄の秘書課に証拠を添えて事件を報告し、事件への対応と被害者対応を要請した。
刑事訴訟法239条には、公務員は犯罪の発生を把握した時には告発の義務を負う、とも述べた。これは法的な義務である。
知事は警察を所轄はするが、通常は業務にはタッチはしない。しかし、不祥事が生じて府民に被害が出た際には、道義的に善処しなければならないとネットにある。
これは行政書士も責任はあると認めている。
また、公安委員は警察を管理する立場であるが、事件を隠ぺいした疑いだ。警察法79条違反、刑法103条の犯人隠避の疑いである。
その公安委員を任命したのも知事である。任命責任はどうか?
熊本地震への対応とは、現時点では対照的になっている。
その一方で、「ここで立ち止まるのが、あなたのために良い」という行政書士のアドバイスを無視することもできない。
これまで、弁護士や行政書士、役所の人などさまざまな人に相談してきた。なかには、突き放す人もいた。しかし、その考えが「あなたのために良い」ことだとも改めて認識している。
この被害に遭ってから、植村直己さんの著書を精読してきた。
困難に直面しながら歩んでゆく道。その極限での状況は随分と参考になり力にもなってくれた。そんな植村直己さんでさえ、クレバスに転落してしまった。
5合目から先には、そのクレバスがいくつもありますよ!
そんな声がこれまで接してきた人の言葉の隙間から聴こえてくるような気がするのである。






